新幹線札幌トンネルの掘削工事で出る「要対策土」(有害堀削土)の受け入れについて

 「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」が指摘している問題点

 ◆候補地のすぐ近くに宮前浄水場(金山・稲穂全域に給水)があり、飲み水が有害物質(有害掘削土に含む鉛やヒ素など)で汚染される恐れがある。

◆候補地は土砂災害の危険区域に指定されている地域であり、異常気象による想定外の大雨などで有害物質を含んだ土石流が発生する恐れがある。

◆国道5号線や手稲鉱山通(道幅が狭く見通しが悪い)を一日に何百台ものダンプが往復することで周辺住民に

 ・有害物質が飛散し、健康被害の恐れがある。

 ・交通事故の危険性が増す恐れ

 ※近くに手稲西小学校、手稲西中学校、イムス札幌内科リハビリテーション病院、特別養護老人ホーム神愛園などがある。



☆「守る会」の3号ビラ(2019/11/9)です。



☆「守る会」の2号ビラ(2019/10/7)です。



2019/10/1 fb発信

 札幌市秋元市長宛てに、金山の採石場跡地を要対策土の受入候補地からの除外を求める署名活動を、いよいよ開始します。まずは10月7日(月)10時30分~11時30分と15時~16時に、JR星置駅南口で行います。署名活動をお手伝いしてくださる方も募集中です。署名はしたいけど、当日お越しいただけないという方は、Messengerでご連絡ください。署名用紙のPDFを送付いたします。(PDFの送付は多少お時間をいただく場合があります、ご了承ください)受入候補地からの除外を求めるみなさまの声を、市長に届けましょう!


2019/9/29 fb発信
 9月下旬から10月上旬にかけて開催予定の、鉄道・運輸機構と札幌市による住民説明会は、いまだに何の通知もありません。

 現在、札幌市議会の令和元年第3回定例会が10月28日までの日程で開催されています。関係者の情報によると、市議会が終わってから住民に通知をして、それから2~3週間後に開催ではないか、とのこと。したがって、住民説明会は早くても11月上旬の開催ではないかと予想しています。

 住民説明会の日程が未定の為、金山の要対策土問題を訴える「浄水場の隣が有害掘削土の受け入れ候補地に!?」のビラを一部修正しました。



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】2019/9/27 fb発信

 今日のHTBニュースご覧になりましたか?情報開示請求で札幌市が開示した資料によると、札幌市新幹線推進室による要対策土の候補地の除外理由がひど過ぎます。

 市民の安全・安心など全く考えていないと感じます。金山の採石場跡地を選定した理由については、「事業に支障を及ぼす」という理由ですべて黒塗りでした。これが札幌市新幹線推進室の、丁寧な説明なのでしょうか。 

HTBニュース

https://youtu.be/o131Kh-Z984



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】2019/9/27 fb発信

 札幌市宮町浄水場の水質について。

 毎月の水質検査結果を、札幌市水道局のホームページに公表しています。札幌市水道局ホーム>事業の紹介>水質の管理>水質管理結果で見ることができます。検査項目は、水温、濁度、pH値、臭味、電気伝導率、残留塩素など多岐にわたります。

 令和元年7月の水質検査結果を見ると、宮町浄水場は、残留塩素が平均0.43mg/Lで、市内5カ所の浄水場の中で最も少なかったです。

 一方で、ヒ素及びその化合物は、原水が0.003mg/Lで、定山渓浄水場と同じ値でした。河川別で見ると、滝の沢川のヒ素及びその化合物が0.005mg/Lで、他の河川と比較すると、やや高めの値でした。

ダウンロード
札幌市水道局 水質検査結果
suishitsukekkar01-07.pdf
PDFファイル 225.1 KB


【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/25 fb発信

 手稲金山の採石場跡地が、北海道新幹線札樽トンネル工事により発生する要対策土の受入候補地となったことについて、7月31日と8月4日の住民説明会に出席した住民の方、「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」のメンバー、「守る会」のビラを受け取ってくださった方、そしてフェイスブックをご覧の方など、私の知る限りでは全員受入反対です。しかし、受入は反対だけど周囲の目が気になって声を上げるのをためらっている方も多いように感じます。受入候補地からの除外を求める活動は、私たち納税者の権利です。反対の声を上げない、ということは、行政側は賛成した、と受け取るでしょう。自分自身の飲み水と、安全、健康を守るために、ひとりひとりができることをしてみませんか。 

 みなさんの力になれるよう、南アフリカの先住民に伝わる、とても短いお話を紹介します。~ハチドリのひとしずく~森が燃えていました。森の生き物たちは、われ先にと逃げていきました。でもクリキンディという名のハチドリだけは行ったり来たりしていました。クリキンディはくちばしで、水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落としていたのです。動物たちはそれを見て、「そんなことをしていったい何になるんだ」と笑いながらクリキンディに言いました。クリキンディはこう答えました。「私は、私にできることをしているだけです」

 

2019/9/27 fb発信

 今週末の「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」の会合は、28日土曜日14時から、金山会館で行います。手稲金山の採石場跡地を、要対策土の受入候補地から除外してもらうために、有志が集まって活動しています。受入反対の皆さん、初めての方もお気軽にご参加ください。


【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/24 fb発信

 手稲鉱山について。地質は、手稲層に属する発寒川変朽安山岩、三樽別川緑色凝灰岩、張碓層群の角閃石安山岩質集塊岩から構成されている。

 鉱床は手稲層中に胚胎する。鉱床の賦存(ふそん)状態:この鉱床は新第三紀火成活動と密接な関係をもつ浅熱水性(250~100℃)裂罅(れっか)充填鉱床である。鉱床は、三山・黄金沢・万能沢の3郡にわけられる。三山鉱床群は図に示すように、鳥谷部𨫤(とりやべひ)・第3露頭𨫤・滝の沢𨫤・テルル𨫤・三光𨫤からなる。その配列状態を見れば、それらの𨫤の西北方を中心として、非対称的な放射線状をなしている。

 これは、この鉱床の母岩である変朽安山岩および同質凝灰岩の噴出をまねいた火成活動の中心が、この鉱床の西北に存在したことを物語っている。ただし、これらに対して斜交方向をとる第3露頭の一部と南北𨫤は断層帯を充填した鉱脈である。黄金沢鉱床群:黄金沢鉱床群は、明盛・大豊・新盛・繁盛・妙光・次豊・金盛などの𨫤からなる。新盛・金盛・妙高・次豊の各𨫤は、前記の噴出点を囲むような弓状形をとって分布している。これは、恐らく変朽安山岩の岩体が上昇し、いまだ固結しないでいるときに、これと同質凝灰岩との移化部、すなわち溶岩流と火山砕屑物とが相交雑したことを物語るものであろう。

 一方明盛・繁盛の各𨫤は、三山西側の方向に中心を求めて分布している点から考えて、この両𨫤をもたらした裂罅生成は三山鉱床群と因果関係があるものと推測する。以上5万分の1地質図幅説明書「錢函」(札幌ー第20号)北海道地下資源調査書、北海道技師 杉本良哉氏著(北海道開発庁 昭和28年3月)より引用しました。

 ここで注目したいのは、南北𨫤は”断層帯”を充填した鉱脈である、という点です。今年の7月25日と8月1日に、三ツ山立坑付近を震源とした地震が発生しましたが、南北𨫤の断層帯と今回の地震の震源が非常に近いのが気になります。



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/21 fb発信

 手稲鉱山周辺の地質について。手稲鉱山周辺は新第三系の銭函層群の手稲層が分布しています。基生からやや酸性にわたる発寒川変朽安山岩・三樽別川緑色凝灰岩、張碓層群の角閃石安山岩質集塊岩を主体とし、そのほかに、薄い正常な堆積岩を伴っている。

 これらの各構成員はいずれも水平的変化が著しいので追跡がむずかしく、地域ごとにかなり異なる序列がみとめられる。走向と傾斜とは、火山砕屑岩中にわずかに介在する砂岩または泥岩で、ときおり測定されるだけであるが、一般的にいえば南北の走向で東あるいは西へ10°~20°内外の傾斜を示し、緩やかな波状褶曲を行っているようである。上方は小樽内川層におおわれている場合と、不整合に張碓層群におおわれている場合とがある。

 以上、5万分の1地質図幅説明書「錢函」(札幌-第20号)北海道地下資源調査所、北海道技師 杉本良也氏著(北海道開発庁 昭和28年3月)より引用しました。 

 

2019/9/22 fb発信

 「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」は金山の採石場跡地が要対策土の受入候補地になったことが嫌で反対しているのではありません。危険だから反対しているのです。鉄道・運輸機構や札幌市新幹線推進室と敵対する関係ではありません。最終的には、対話によって問題を解決できればと思っています。

 


【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/19 fb発信

 9月18日9時より、札幌市役所16階第一特別委員会会議室にて、札幌市議会総合交通政策調査特別委員会が開催されました。そこで「北海道新幹線札樽トンネル工事に伴う要対策土の受け入れ候補地に関する陳情」の趣旨説明と審査がありました。陳情ならびに趣旨説明にご協力いただいた皆様、お忙しい中傍聴にお越しいただいた皆様ありがとうございました。

 結果は継続審議となりました。私が印象に残ったポイントは3つあります。

 ①札幌市新幹線推進室の担当者は議員の質問に対して、金山の受入候補地は調査の結果,除外される可能性はある、と発言したこと。

 ②札幌市新幹線推進室が市議会議員に配布した鉄道・運輸機構の説明会資料が”抜粋”されたものだったこと。しかも住民向けに配布した資料にはない文言を追加したうえに、金山地区で配布した資料ではなく、多分山本地区の資料と思われる内容でした。質問した議員も、”抜粋”した資料は、鉄道・運輸機構に都合の悪いところを削除しているのではないか、と指摘していました。

 ③札幌市長も新幹線推進室も、鉄道・運輸機構まかせにしないで、札幌市独自に調査する必要があるのではないか、ということ。

 参考までに、市議会議員に配布された資料をご覧ください。金山の住民説明会の際に配布された資料と比べると、何カ所も違っています。


2019/9/18(水)

 

 

 「

有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」(「守る会」)は9/18(水)9時から開かれた札幌市議会・総合交通政策調査特別委員会に『北海道新幹線札樽トンネル工事に伴う要対策土の受け入れ候補地に関する陳情』をしました。

 

 


 

 

 「守る会」の清水共同代表が主に6点の理由(陳情書参照)から「手稲区金山の採石場跡地を要対策土の受け入れ候補地から除外」することを陳情。
 引き続き開かれた特別委員会では札幌市(担当:まちづくり政策局新幹線推進室・室長)に対して自由民主党、民主市民連合、公明党、日本共産党、市民ネットワーク北海道の全会派から質問・意見が出されましたが、いずれの会派からも「鉄道・運輸機構に任せるだけではなく、地域住民の安心安全のために札幌市としても責任をもって対応をすべき」など、強い指摘・追及があり、陳情は全会派・全委員の賛成で継続して審議することになりました。
 特別委員会には「守る会」の仲間や同じく受け入れ候補地になっている厚別区山本地区などからも傍聴者やTVカメラ5クルーを含むマスコミ各社が取材に来ていました。
 特別委員会後、堀井共同代表が市役所の記者室で取材を受けました。みなさん、ご苦労さまでした。



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/16 fb発信

鉄道・運輸機構が住民説明会の際に配布した金山地区の説明資料を読んで感じたこと(その3)

 札樽トンネル(星置)工事説明会資料の4‐3交通対策を見ると、工事関係車両は国道5号線から手稲鉱山通に入るようです。ということは、万が一要対策土の受け入れが決まってしまったら、札樽トンネル富岡工区や札幌工区からの要対策土を積んだダンプカーが国道5号線を1日に何百台も通ることになります。すると5号線沿いにある北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)は、ダンプカーの騒音や振動により環境が悪化するおそれがあります。また、荷待ちのダンプカーは、道幅の狭い手稲鉱山通で待機することはできないでしょうから、国道5号線で待機すると予測されます。すると手稲養護学校の児童・生徒は、ダンプカーの粉塵による健康被害や、交通事故の危険性が高まります。

 それだけでなく、宮町浄水場の水道水は、コドモックルや手稲養護学校、そして北海道札幌稲穂高等支援学校にも供給されているはずです。もしも水道水が重金属で汚染されたら、子どもの健康と未来はどうなってしまうのでしょうか。コドモックルや手稲養護学校、そして北海道札幌稲穂高等支援学校の問題は、金山・稲穂地区だけの問題ではなく、北海道全体として考えるべき問題ではないでしょうか。



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/15 fb発信

 旧手稲鉱山の坑廃水処理の現状について。昨年10月8日にやまなみ手稲さん主催の手稲山魅力再発見ツアーに参加した際、エコマネジメント(株)手稲事業所と滝の沢斜坑を見学しました。通常は入ることのできない滝の沢斜坑の途中まで入れてもらえました。滝の沢斜坑は、三ツ山立坑につながっており、旧手稲鉱山の星置通洞坑に溜まった坑廃水をポンプで汲み上げるためのトンネルです。坑内水管理システムを変更することで、旧手稲鉱山最大の課題であった異常出水等の発生リスクが将来にわたり回避される。坑内水の導水路となる坑道の劣化防止・安定化が図られる。車両通行可能な斜坑により坑内の管理が強化される。という効果があります。また、ポンプで吸い上げた抗水を巨大なシックナー(沈殿分離槽)で消石灰により中和して、長さ2.9kmの送水管で稲穂川に放流しています。処理水の水質は問題ないそうですが、住民感情を考慮して、滝の沢川や星置川ではなく、あえて稲穂川に放流しているそうです。滝の沢斜坑の入り口、シックナー(沈殿分離槽)、そして中和殿物の写真をご覧ください。



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/15 fb発信

 鉄道・運輸機構が住民説明会の際に配布した金山地区の説明資料を読んで感じたこと(その2)27枚目のスライド(画像1枚目参照)に発生土受入れ候補地の現地状況が示されています。

 出典は北海道土砂災害警戒情報システムとなっています。この図では、発生土受入候補地は土砂災害警戒区域ではないように見えます。

 ところが、私が同じ北海道土砂災害警戒システムを閲覧すると、発生土受入候補地は土砂災害警戒区域に該当しているように見えます。

(画像2枚目参照)これは一体何を意味するのでしょうか?



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/13 fb発信

 鉄道・運輸機構が住民説明会の際に配布した金山地区の説明資料を読んで感じたこと(その1)23枚目のスライド(画像参照)に受入地の対策工(例)が示されていますが、6つのうち4つが原地盤に直接要対策土を盛り土する工法です。金山の採石場跡地は宮町浄水場の”水道水源域”です。水道水源域の原地盤に遮水シートも敷かずに要対策土を盛り土するなんて、考えられません。みなさんどう思いますか?



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

2019/9/12 fb発信

 本日HBCテレビ「今日ドキッ!」で新幹線工事の”要対策土”の特集が放映されました。

 その中で、札幌市新幹線推進室の担当課長が事前調査の可否について「多数決やアンケートという声もあったが、そういう手法ではなくて、「調査させてもいい」「具体的な対策を見てからでもいい」との声が少しでも大きくなれば事前調査に着手できるのでは」と発言しています。

 さらに、鉄道・運輸機構新幹線建設局の次長は「決まったルールがないから、そのへんは何とも言えない」と発言しています。これらの発言を聞くと、札幌市新幹線推進室と鉄道・運輸機構は住民の質問に答えることなく、強引に事前調査を進めるのではないかという危機感を抱いています。

 そんな中、9月18日(水)朝9時から札幌市役所16階で、札幌市議会の総合交通政策調査特別委員会が行われます。その委員会の中で、「守る会」が先日提出した陳情書の主旨説明を行うことになりました。委員会は市民が傍聴することができます。会場は傍聴者が50~60名程度入れるとのことで、皆さまの、事前調査反対・候補地からの除外を求める意思表示を、ぜひ札幌市議会に示しませんか。皆さまお忙しいかと存じますが、傍聴をお待ちしております。

 

2019/9/13 fb発信

 9月14日土曜日13時から15時まで、金山会館にて「守る会」の会合を行います。今回は、北海道新幹線札樽トンネル工事の問題点や、旧手稲鉱山の歴史などを勉強する予定です。住民説明会の際に鉄道・運輸機構が配布した資料を25部入手しましたので、まだお持ちでない方に差し上げます。初めての方もお気軽にご参加ください。お待ちしております。


【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

 2019/9/10 fb発

 昨日の投稿をご覧いただき、チラシを拡散いただいた皆様、そしてシェアしていただいた皆様、ありがとうございます。大変感謝しております。この場を借りてお礼申し上げます。

 採石場跡地に要対策土を受け入れることを反対する理由について(その3)採石場跡地へ向かう手稲鉱山通は、手稲西小学校と西中学校の通学路で、規制速度は時速30キロメートルです。車道も歩道も狭く見通しが悪いため、大人の私が歩道を歩いていても、ダンプカーが横を通過するとヒヤリとします。冬になると狭い歩道は雪で埋まり、車道を歩かなければならないこともあります。このような道路を1日に何百台ものダンプカーが往復したら、児童や生徒が交通事故に遭わないかと心配になりますし、沿道の住民の方は、振動・騒音・粉塵に悩まされ、健康被害のおそれもあります。

 さらに、手稲鉱山通は手稲西小学校の校庭の横を通過するので、校庭で遊んだり運動している児童がダンプカーから飛散した粉塵を吸い込み、健康被害が生じるのではないかと心配しています。未来ある子どもたちの安心、安全、そして健康を守るためにも、採石場跡地を要対策土の受け入れ地とすることに反対します。



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

 2019/9/8 fb発信

 9月7日15時から17時まで金山会館にて、「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」の会合がありました。
 会合の様子をHTBテレビさんに取材していただきました。ニュースでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
 会合の内容は、5日に札幌市議会へ要対策土受け入れ候補地からの除外を求める陳情書を提出した報告と、「守る会」の賛同者を増やすための方法の検討、そして受け入れ反対の署名活動についての検討などを行いました。

 浮き彫りになった課題は、金山・稲穂連合町内会として受け入れ反対の意思表明はできないらしい、ということです。理由は、住民の中には新幹線建設に携わっている方もいるかもしれないから、とのことです。
 連合町内会としては中立の立場をとるようです。それに伴い、ある町内会長さんに、「守る会」のチラシを回覧したいと相談したら、町内会としては公平な立場をとるので「守る会」のチラシは回覧できないと断られました。「守る会」としては、連合町内会の対応についてはやむを得ないと受け止めています。

 そこで皆さんにお願いがあります。今回作成したチラシをアップしますので、多くの方に拡散していただけますでしょうか。金山・稲穂・星置南地区の住民の中には、まだこの問題の重大さを認識できていない方もいるようです。よろしくお願い申し上げます。



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

 2019/9/6 fb発信

 今日は、北海道胆振東部地震から1年。改めて自然災害の恐ろしさを考えさせられる日でした。

 皆さんは、今年の7月25日15時01分と、8月1日19時31分に、旧手稲鉱山付近を震源とした地震が発生したのをご存じですか?震源はどちらも北緯43.1度、東経141.2度、旧手稲鉱山三ツ山立坑付近です。

 7月25日はマグニチュード2.7、震源深さ約10㎞、震度1で、8月1日はマグニチュード3.0、震源深さ約10㎞、震度2でした。もしも手稲金山の採石場跡に有害掘削土を受け入れた後、旧手稲鉱山付近を震源とした大地震が発生したら、何が起こるのでしょうか。考えただけでも恐ろしいです。


【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

 2019/9/5 fb発信

 本日9月5日朝10時に、札幌市役所16階の札幌市議会・議会事務局議事課へ、「北海道新幹線札樽トンネル工事に伴う要対策土の受け入れ候補地に関する陳情書」を提出しました。
 今月行われる令和元年第3回定例会において、議題として取り上げてもらえる事になりました。
 市議会でどのような議論をされて、どのような議決になるか分かりませんが、私たちの思いが伝わり、「候補地からの除外」が採択される事を願います。



 【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

 2019/9/4 fb発信 

◇採石場跡地に要対策土を受け入れることを反対する理由について(その2)

 採石場跡地は水道水源区域であり、すぐ下流に宮町浄水場があります。採石場跡地に降った雨水が、滝の沢川に流れ込み、星置川との合流地点にてポンプにより吸い上げられて宮町浄水場から金山・稲穂地区に給水されています。
 どんなに万全な対策をすると言われても、水道水源区域に鉛やカドミウム、そしてヒ素を含んだ要対策土を置くのは反対です。


 ※札樽トンネル星置工区の要対策土の成分表は現時点では不明ですが、星置工区と重なる旧手稲鉱山の星置通洞坑の坑水を処理していた三菱マテリアル(現在はエコマネジメント社に事業継承)の坑水の水質を紹介します。

 Ph(水素イオン濃度)平均2.9最大2.4、SS(浮遊物質量)平均15最大51、Cd(カドミウム)平均0.05最大0.05、Pb(鉛)平均0.17最大0.25、As(ヒ素)平均0.55最大1.13、Cu(銅)平均13.2最大23.5、Zn(亜鉛)平均5.2最大6.1、S-Fe(溶解性鉄)平均140.1最大210.0、S-Mn(溶解性マンガン)平均9.9最大12.3です。データの根拠は平成22年8月24日、第1回鉱害環境情報交換会「手稲鉱山における取組みについて」より引用しました。 



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

 2019/9/1 fb発信 

◇採石場跡地に要対策土を受け入れることを反対する理由について

(その1)

 昭和61年(1986年)12月28日夜に、旧手稲鉱山の星置通洞坑の坑口から坑廃水が異常出水するという事故が発生しました。

 この事故で流出した水量は10万㎥と推定され、札樽自動車道、国道5号線が冠水の為通行止めとなり、国鉄(現JR北海道)函館本線も一時運行を停止するに至りました。また、11戸の床下浸水を含めて計57戸の民家に被害が及び、29日の明け方まで付近の住民に避難待機命令が出されるなどしました。このような過去があるために、旧手稲鉱山に隣接する菱光砕石の跡地に要対策土を受け入れることを反対しているのです。

 

※8/31(土)の「守る会」で、地元の手稲鉱山の歴史に詳しい方からお話がありましたが、「この時の坑廃水が新川、石狩川、石狩湾まで流れ、魚介類に大きな被害があった」と説明がありました。(大平)



【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

 2019/9/1 fb発信 

 昨日8月31日15時から17時まで、金山会館で「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」の会合を開きました。内容は「守る会」の規約作りと活動報告、今後の活動の検討、そして手稲鉱山の勉強をしました。次回は9月7日15時より、金山会館で行います。ご賛同いただける方のご出席お待ちしております。

 

 「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」の活動について。この会は、北海道新幹線札幌延伸を反対する会ではありません。また、札樽トンネル工事そのものを反対するものでもありません。目的はただひとつ、手稲金山の採石場跡地を、有害掘削土の受け入れ候補地から除外してほしい、という会です。会を立ち上げたメンバーは、8月4日の住民説明会終了後、たまたま出会った方々が近所の公園で立ち話をしているうちに、なんとかしないといけない、という話になり、集まった仲間です。政党とのつながりは全くありません。


【有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会】

 2019/8/24 fb発信

 北海道新幹線札幌延伸に伴う札樽トンネル工事により発生する、重金属含有の有害掘削土の受入れ候補地として、札幌市手稲区金山の採石場跡地が挙がっています。採石場跡地に有害掘削土を受け入れると、近隣住民の水道水が汚染され、土石流の危険が高まり、健康被害の恐れがあります。そこで、砕石場跡地を受け入れ候補地から除外してもらうために立ち上がったのが、「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」です。

 

2019/8/25 fb発信

 「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」の目的について。この会の目的は、手稲区金山の採石場跡地を、北海道新幹線札樽トンネル工事により発生する重金属含有の有害掘削土の受入候補地から除外してもらうことです。

 

2019/8/26 fb発信

 今回、重金属含有の有害掘削土の受入れ候補地となっているのは菱光手稲砕石の跡地です。旧手稲鉱山ではありません。候補地は札幌市水道局の宮町浄水場の水源域で、すぐ下流には札幌市水道局の宮町浄水場があります。さらに、すぐ近くには特別養護老人ホーム神愛園、イムス札幌リハビリテーション病院、手稲西小学校、手稲西中学校があります。

 

2019/8/28 fb発信

 手稲金山の採石場跡地が重金属含有の有害掘削土の受け入れ候補地になった理由について。7月31日の定例記者会見で札幌市秋元市長は、ある程度まとまった土地で、地権者が複数いない所だから、と発言しています。この時は採石場跡地のすぐ下流に宮町浄水場があることも、採石場跡地は土砂災害警戒区域であることも、一言もありませんでした。

 

2019/8/30 fb発信

 有害掘削土の受け入れ候補地になっている手稲金山の採石場跡地の危険性について。北海道土砂災害警戒情報システムのWebサイト内の「土砂災害警戒区域等の指定状況」から閲覧できます。該当するのは、特別警戒区域 I‐0‐3‐3 と 警戒区域 I‐01‐0960 です。ぜひご覧ください。



(資料)宮前浄水場と給水区域


(資料)要対策土の受け入れ候補地(手稲区金山)



北海道新聞朝刊(2019/8/22朝刊)



2019/7/31【O氏のfbから】

新幹線延伸工事・札樽トンネル要対策土金山地区説明会

 7/31(水)夜、「新幹線延伸工事・札樽トンネル要対策土金山地区説明会」に参加。5分前に着いたけど2階会場に入りきれない人が階段まで繋がっている超満員で説明資料も無くなり、諦めて帰った人も。(こんな狭い会場でするなんて「金山を舐めている」と、既に戦闘モード満々の方も。ジィジは「床が抜けないか」心配・・・)

 機構・市側が「ようやく見つけた候補地。調査をさせて欲しい」と繰り返し説明するが、住民側からは「宮町浄水場や小・中学校に隣接している所がなぜ候補地になったのか」「説明会は既に決めた上での手続きでないか」と不信感一杯。

 地域の現状はもちろん歴史や化学知識がある方、土木関係者もいて、質問・意見は途切れることなく― 皆さん(ほとんどジジ・ババ連 <失礼!>)大反対で「これ以上、説明会もいらない」の強行意見も。



北海道新聞朝刊(2019/8/1朝刊)


北海道新聞(2019/8/5朝刊)

北海道新聞朝刊(2019/8/1朝刊)



(資料)鉄道・運輸機構 北海道新幹線建設局 (2019/7/31 金山会館の住民説明会で配布)